最近、表題の様な言葉を聞くことがあるのではないでしょうか。

何でもハラスメントという単語をつけるのはそろそろ止めて欲しいものですが、最近、日本の某社が
麺を啜る音をカモフラージュするためのツールを開発したと聞きました。

まあ、話題提供の一環だとは思いますがこの様な事は止めて欲しいですね。日本人が麺をすするのにはそれなりの理由があります。

1.まずは熱い麺の場合は啜る時に麺と一緒に空気を含ませる事により熱さを緩和して味わいがわかるようにする効果がある。

2.蕎麦の様に繊細な味は空気を一緒に吸い込み鼻腔に送ることにより香りを感じる事ができます。これはワインのテイスティングで同じ原理で行っているようです。(通常の食事の際にはしませんが)

何故、こういう事を全面に出してて説明しないのでしょうか。日本の食文化を西洋のテーブルマナーに合わせるなどもっての他です。

私は9年前、日本戻って来て蕎麦を啜る事が難しく最初は出来なかったのですがかなり練習して今はどこの蕎麦屋に行っても恥ずかしくなく食べる事が出来ます。一週間に一回は蕎麦屋に行きますが音を立てずに食べている日本人も少数居ます。なんか美味しくなさそうですね。

一方、芸能人がたまにTVで堂々とパスタを啜っているのを見かけますがこれは辞めてもらいたい。何かが良くて何が悪いのか本質的な所を言及しないからこのような話になるのだと思います。

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写真は適当な物がなかったのですが、今年の夏に食べた冷やしカレーうどんです。う~ん、これは静かに啜らないとカレーが飛び散りそうですね…。こういう味がしっかりしていて熱くないものは啜らなくてもよいのかも…。