少し涼しくなって来た今日この頃ですがそうすると私は音楽が聴きたくなります。いつも音楽は聴きたいのですが、ながら聴きではなく真剣に音楽を聴くという意味です。

そこで久しぶりにオーディオを立ち上げると少し元気が無いし、点けてから一日経つとノイズが出ています。恐らく真空管がヘタって来ているのでしょう。

私は現在、真空管のプリアンプとハイブリッドのパワーアンプ(入力ステージが真空管、アウトプットがソリッド・ステート)を使っています。全て6922を使用しているので比較的簡単に交換できるのですが私は日本で真空管を購入した事がありません。ネットで検索をするとそれらしきお店がいくつかですが何故か真空管をネット販売されているサイトはわかりにくく少し古いデザインのサイトが多いように感じられました。

ある程度、目処を付けネットで注文。全て交換、最初はいまいち、電源を入れて音楽をかけながら数日置くと蘇りました。最近は真空管を現行で製造しているメーカーもかなり限られていますしデッドストック管もかなりお高くなりました、それでも真空管の魅力は褪せません。個人的にプリアンプは真空管、パワーアンプは石のコンビネーションは相性はありますが非常に魅力的です。チューブ・ローリング(真空管を交換する事)で音を変える事ができますし、真空管というと古臭い音が出るようなイメージがあるかもしれませんが非常にニュートラルな音を奏でてくれる物の方が多いです。

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左から Siemens (Germany), Reflector (Russia), Sovtek (Russia) Electro Harmonix (Russia)

最近まで使用していて今回も購入したのがElectro Harmonixですが、ついでに色々と聞き比べてみたらReflector見通しが良くなりオープンな感じで良かったです。今回購入したElectro Harmonixが慣れてきたら又聞き比べてみたいと思います。

使用しているプリアンプはカナダのBlue Circle Audioの物でカナダに居る時からつかっている物ですが基盤を使用せずポイント・トゥ・ポイント・ワイアリングでShallcoのハンドメードのヴォリュームを左右独立で使用する事によりバランス・コントロールを省き、音質の為に余分な回路を減らしています。という事なのでリモコンでヴォリューム調整が出来ず少し不便な点はありますが音質優先で我慢です。
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プリでは6922を2個使用しますが1つはゲイン・ステージ用で質はアウトプット用なのでマッチド・ペアを使用しなくて済みコスト的にも助かります。

引っ越しなどで古い球が混ざってしまいノイズが出ている物もあるのですが今度、専門店に測定をお願いしようと思います。それはまた後程。